原始ライター ガリガリ
燃料?なんですかそれ?と言いたくなるライター

フリントだけで着火、燃料不要。

原始的でシンプルな仕組みのライター

GARIGARI ライター
新製品というわけではないがこういうライターこそ周知させるものではないか。と思い選んできたライター「GARIGARI」である。サイズ・重量は(H70×22×12mm 65g)という一般的なライターサイズ。面白いのはその機構、燃料は一切不要でフリント(石)だけでタバコに着火してしまうという代物。外気温などどうでもよく、仕組みもシンプルで頑丈。メンテナンスとしてヤスリ周りの掃除は必要になるが、あとはフリントの交換程度で特に煩わしいものではない。専用ブラシもあるので特に掃除用具を手に入れる必要はない。
ガリガリ ライター
少しわかりにくいが手前のレバーを引き下げると小さな穴の中にヤスリが見える。この穴にタバコを差し込んで口にくわえ、横についてるレバーを時計回りに回すと結構な量の火花がタバコに当たる、その時に吸えば着火というちょっとクセのある仕様。しかしこれが使ってみるとすぐに慣れる、意外と簡単なのだ。
たばこ ガリガリ

専用フリントは底部に4本収納可能

「そんな仕様ならフリントがすぐになくなるんじゃないか?」と思う人がいだろう、しかしそうすぐに無くならない。なぜならフリントがとても長いから。通常のZIPPOフリントの約三倍、15mmほどある。万が一フリントが尽きても先ほど言っていたように底部に予備が4本ある。これだけあればそうは無くならない。

小型軽量、現代版火打石。

変わったライターとして充電式を以前に挙げたが、GARIGARIは対極の製品になる。多少の手間はあるが電気も不要、フリントだけあればいいというライターは他に見たことが無い。火縄ライターなるものもあるが、あれはあくまでフリントと火縄があって成立する仕組み。フリントだけでの着火はおそらくこれだけではないだろうか。もしあれば興味があるので教えてほしい。
ガリガリ エコライター
底部を分解してみた所、透明の板はフリントがこぼれないようにする為の物
火を使わないライター
収納時はこのような感じになる、この金属の質感がなかなか良い。
GARIGARI
手前に見えるキャップをコインなどで回すと中のヤスリが外せる仕組み。
掃除の時にはここも分解する。

アウトドアでの予備にも、悪天候も関係なし。

山に登る方であればガスライターよりも充電式のSPIRAかこのGARIGARIがおすすめ。標高が高くなってつきにくくなるガスライターよりも使い勝手がはるかにいい。安価なのでガス・オイル切れ対策として予備に持っておくのもいいかもしれない。なお、このライターは実は30年以上販売されているロングセラー商品、知らない人は一度探してみてはいかがだろうか?