タバコと映画

タバコが出てくるシーンを含む映画等をつらつらと書いていきます。
作成者の好みに偏りますがご了承ください。オススメがありましたらFBやtwitterでお知らせ下さい。

レザボアドックス  / 1992

クエンティン・タランティーノ監督の初監督作品。
プロ犯罪者の銀行強盗の話なのに銀行強盗のシーンはないという画期的なストーリー。
画期的すぎます、こういう所大好きです。
この脚本、タランティーノが3週間半で書き上げたというからまたすごい。
このころからすでにタランティーノ節は完成されており
一見意味のない会話のやり取りでそれぞれのキャラを引きたてたり
時系列をバラバラにする手法、スタイリッシュな音楽、もちろんF-word満載。

ひたすらにオッサンが画面に映し出されますが表情や仕草がいちいちカッコいい。
特にタバコを吸うシーンはやっぱり最高です。
別にオッサンが好きなわけではありませんがキャラクターに対する作り込みは
非常に巧みで、楽しめる作品だと思います。

個性派揃いのキャラは好みがわかれるところですが
個人的にはMr.Pinkが推しオッサンです。

あなたもタバコを吹かしながら推しオッサンを決めてみませんか?

KNOCKIN ON HEAVEN'S DOOR / 1997 

「知ってるか?天国じゃ、皆が海の話をするんだぜ。」
というキャッチコピーのドイツ映画、この時点でなんだかかっこいい
脳腫瘍と骨髄腫の患者ルディとマーチン、余命幾許もない状況の二人は同じ病室
天国では海の話が流行ってると言うが、二人は海を見たことが無い
そして海を見るために病院を抜け出し、車を盗んで海を目指す・・・
 
しかしこの車、ギャングの物で中には大金が・・・
 
と、これはあまりネタばれしないように書いておきます
 
見るときはたばこと酒を用意しましょう、飲んだり吸ったりしたくなるので。
ボブ・ディランの名曲「KNOCKIN ON HEAVEN'S DOOR」のカヴァー曲
演奏はSELIG(ゼーリッヒ)というドイツのバンドがフィルムを見ながらレコーディングしたもので
映画を盛り上げてくれます、うん、いい曲だ
 
不幸そうなストーリーですが、見た後は不幸とも思わないかもしれません
 

処刑人(1999)  英題 / THE BOONDOCK SAINTS

前回の運の悪い人に続きアクションでバイオレンスな映画です。
マーフィー・マクマナス(ノーマン・リーダス)と
コナー・マクマナス(ショーン・パトリック・フラナリー)の双子の兄弟。
とても敬虔なカトリック教徒なわけですが、マフィアの揉め事に巻きこまれて相手を殺してしまい留置場に入れられます。
事件は正当防衛が認められ無事釈放・・・しかし彼らは留置場で神からの啓示を受けました。

"悪人を処刑せよ"と。

まぁこの二人、酒は飲むわタバコは吸うわのクリスチャンですが正義の心は人一倍、そして強い。
冒頭のシーンで同じタイミングでタバコに火をつけるシーンがすごくかっこいい、そして強い。
そしてバタバタと悪人を処刑していく二人・・・クリスチャン強い。
勧善懲悪のアメリカ映画なのに「アメリカすげぇ!」な所はありません。
好みが分かれる映画ですが、バイオレンスが嫌いじゃないなら一度は見てほしい映画です。

「貧乏も飢えも許す
   怠慢も堕落も許す
     だが不正は許さん」 

いやークリスチャンってかっこいいですね!

Die Hard 1988

ジョン・マクティアナン監督の作品、まぁ知らない人はほとんどいないでしょう。
そう、最も不運なタイミングで、最も不運な場所に居合わせる、最も不運な男です。
ちなみに5作目で息子にまで運の悪さが遺伝します。
一作目のストーリーはクリスマスイブ、ジョンと妻が待ち合わせしているハイテクビルが
テロリストに占拠された!という出だし。アクション映画なんで細かい説明は不要でしょう。
もうすぐクリスマスなので季節がら選んだのもありますが
ジョンと一緒に過激なクリスマスを過ごすというのはいかがでしょうか。
咥えタバコのジョンがかっこいいですよ。うん、ナイスガイ。

STAND BY ME 1986

原題は「THE BODY」(死体)という1986年公開のアメリカ映画です。
それぞれにコンプレックスや虐待などで心に傷を持つ4人の少年の物語。
「3日前から行方不明の少年が、街から離れた森の中で野ざらしの死体になっている」という噂を聞きつけ
死体探しの旅に出るという設定です。映画を見られた方は原作を読まれてはいかがでしょうか。
映画との差異があるのでもう一度楽しめ・・・ないかもしれませんが。「!?」となるかもしれません。
冒頭で出てくる少年たちの喫煙シーン、今の大人が見たらTV局に苦情入れそうな感じですが
じつはあれ、キャベツでできてる偽物だそうです。そしてロブ・ライナー監督は嫌煙家。
しかし自分の作る映画の上で重要なものだったのでしょう。
少年たちのひと夏の冒険、まだ狭い世界の中での苦悩と葛藤を描き切った良い映画ですよ。

Inglourious Basterds 2009

 
2009年公開、アメリカの戦争映画です。
監督・脚本はクエンティン・タランティーノでブラッド・ピット、メラニー・ロランが出演。
ナチス占領下のフランスを舞台とした映画で特にこれといってタバコの話はありません。
戦争映画なのに最前線の戦闘シーンはありませんがちょっとグロテスクなシーンもあるのでご注意を。

重い感じの説明ですがそこはタランティーノです、笑える部分も出てきます(不謹慎ですが)。
そしてメラニー・ロランが気怠そうに煙草を吸い、本を読む。
このシーンのメラニーがとてもかっこいいのです。
完全に書いてる人の趣味に偏ってますが、興味があればご覧ください。
 

Reality Bites 1994

 
厳しい現実に直面し、立ち向かう4人の若者。青春映画に属するのか恋愛ものというか。
ナイトミュージアムの監督ベン・スティラーの初監督作品でもあります。
「ジェネレーションX」という軒並み就職難に遭遇した世代。
その世代の4人がひょんな事から共同生活を始めます
 
イーサン・ホーク演じるトロイと、ウィノナ・ライダー演じるリレイナが
ドリンク片手に煙草を吸いながら歩くシーンが何故か印象に残るんです。
もう20年前の映画ですが、見て損はないと思いますよ。
 

Sin City 2005

 
フランク・ミラーのコミック『シン・シティ』を映画化したもので
もともと4つのエピソードを再編し3つとしてまとめられています。
特に喫煙シーンばかりというわけではありませんが
マーリー・シェルトンの喫煙シーンとジェイミー・キングが2本同時に火をつけて
一本をミッキー・ロークに渡すシーン。何とも言えない雰囲気がとてもかっこいい。
 
モノクロの一部にカラーが入る演出といい背景はフルCGなのにそれを感じさせない出来。
バイオレンスアクションでR15指定です。
「正義じゃ守れないものがある。」このキャッチコピーが気になった方は是非。