S.T.Dupont DEFI EXTREME
ブランドだけじゃない、機能も秀逸。

ただのバーナー式?違います。

標高3500m、-10℃でも着火する驚異のガスライター

デフィエクストリーム
ガスライターは基本的に高度が上がると着火しにくくなる、ガスと空気の混合火が変わる為だ。他にも電子式は電圧が下がり着火しにくくなったりするようだ。しかしこのDefiEXTREMEの燃料はガスで着火方式は電子式、しかしとんでもない着火能力を持っている。気温-10°C~45°Cまでの範囲で着火でき、標高も3500mまで機能を発揮したという。登山はしたことが無いので実際に試してはいないが・・・。どの程度の高度までいけるのか試してみたいものだ。

デザインはアウトドアというよりもスポーティーな感じ

デュポン ターボ
スポーツカーのような角がありスムーズに角度をつけられたデザイン、半硬質のジャケットを装備している。着火方法はサイドのレバーを握りこむだけ、なにも難しくはないし握って着火できるのでレバーもそんなに重くは感じない。火力調整ダイヤルは大きく出来ており、手袋をしていても調整できそうだ。ガス残量も下の写真のように非常にわかりやすく出来ており、火口を下に向けた状態だとレバーが下りない安全装置もあり非常に考えられた作りとなっている。
デュポン バーナー

大きさはあるものの重量は軽め

サイズはW45xH70xD16(最大部)mmとやや大きいが男性ならばそう問題にはならず、むしろ握りやすいのではないだろうか。重量は約80gと大きさの割には軽くできている。レバーの硬さも適度で硬過ぎず柔らかすぎずちょうどよい感じだ、少し見にくいが着火の写真は下に用意した。完全燃焼させるので炎は見えにくいかもしれないが、これでも1.5cmは出ている。炎の温度も高めなのでシガーにはぴったりじゃないだろうか。パイプに使う猛者もいたがボウルトップを焦がす可能性が非常に高いのでお勧めはしない。「焦げても気にしない」というなら着火は可能、下向きだとレバーにロックがかかるので着火してから下に向けるという使い方だ。
デュポン エクストリーム
カラーは6色ありシルバーサテン・シルバーポリッシュ・マットブラック・レッド・イエロー・オレンジだ。今回は特に目を引く二色を写真に撮った。まるで車のような艶と高級感のある塗膜は非常に鮮やかでオススメ。服装を選ぶかもしれないが…。デュポンというネームバリューと高機能、扱いやすさと作り込みを考えて\33,000は決して高くはないだろう。
デュポン ライター

専用ガスは特殊な仕様

ブランドライターになると専用ガスが使われて当たり前の製品が多い。雑多なガスでブランドライターにも注入出来る事を謳っている物もあるが、このライターには入らない。入ったとしても本来の性能は出ないだろう、というのも専用ガスボンベは一般的なブタンガスではなくプロパンとブタンの混合。圧力が高いために着火しやすくなり、過酷な環境下においても使える製品となっている。通常のガスよりも割高ではあるが、一本あれば当分の間は必要ない。なによりメーカーが使ってテストしているんだから何の不安もなく使えるというものだ。

ブランド物、というのでギフトでも。

今後「バーナー式のライターがほしい」「ライターをプレゼントしたいがどれが良いか分からない」と言うならこのDefi EXTREMEを候補に入れてはいかがだろうか?なかなかライターでこういったデザインは少なく、デュポンらしからぬカジュアルな雰囲気がとてもよい。サイドレバーのタイプにはメリットも多く、特に冬場は手袋をしたままでも着火出来るし、握るように持てばレバーが軽く引けるので握力もいらない。ブランド品でありながら日常の使い勝手も良く、使用範囲の広さと性能を合わせたものはなかなか無いだろう。こういったこだわりの「モノ」は今後も増えていってもらいたいものだ。